世間を賑わした不倫騒動を経て、2010年4月8日開幕のマスターズで復帰することを発表したタイガーウッズが、エリン夫人に対し3億ドル、日本円で約270億円で謝っていたと2010年3月21日のイギリスサンデー・エクスプレスが報じた。夫人に近しい関係者の話だという。
報道によると、ウッズはまず謝罪金として1億5000ドルをエリン夫人に渡し、さらに今後2年間結婚を維持できたら1億5000ドルを支払うという、夫人にとってはおいしい「ボーナス」も約束している。
ウッズはアメリカのスポーツ専門チャンネルESPNのインタビューにも応じた。そのインタビューの中に「自分は偽りの人生を生きてきた」と自嘲するシーンもあった。復帰戦となるマスターズのことを質問されると「正直に言うと、少し緊張している。試合では、パラパラッと少しばかりの拍手が聞けたらいいなと思う」と語った。かつてのウッズらしくない、非常に謙虚な発言だ。今回の不倫騒動が相当堪えていることが見受けられる。またそれに加え「治療をやめるということではない」と、プレーを再開してもセックス依存症の治療は続けるという意思を明らかにした。
セックス依存症は近年ではアルコール依存や薬物依存、ギャンブル依存と並ぶ代表的な依存症だという認識が強まっている。研究も盛んに行われているアメリカで、無事依存症を克服してプレーに集中するタイガー・ウッズを見られる日が早く来るといいと願うばかりだ。
日刊スポーツ-ウッズ、妻に135億円の謝罪金