1円から貸付投資ができる「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社は、国内初の取り組みとして、R&I社が提供するESG評価を取得した貸付ファンドの取り扱い準備を開始した。これにより企業にとってのESGファイナンスをより身近なものに、また個人投資家に対して手軽にESG投資に参加する機会を創出する。
(画像はプレスリリースより)
第1号ファンドはADワークスグループ(東証一部上場)
ファンズ株式会社では今後、第1号案件として株式会社ADワークスグループとのファンド組成に向けて取り組みを進めていく。
本スキームでは、借り手企業における借入金の資金使途や対象事業に対して、評価機関であるR&I社がESGなどのファイナンスに適合するかの確認や評価を行うことで、企業は対象になる評価を取得したファイナンスを行うことが可能となる。
従来のESGファイナンスでは、各機関で独自の評価をつけるケースも多くあったが、本スキームにおいてはR&I社という外部格付機関からの評価を取得することで、客観性の担保されたESGファイナンスっを目指す。また、個人投資家はESG評価を取得したファイナンスへの参加機会を得ることができるようになる。
本スキームの第一弾として、ADWGとファンド組成の取り組みを行う。今回のファンドでは、R&I社からの評価に加えて資金使途をBELS評価を取得した物件に限定している。
BELS評価は、建物が発するエネルギー消費量から建物の環境性能を評価する枠組みであり、今回のファンドで資金使途となる建物はCO2排出量などの観点で評価された物件となっている。
ADWGのグリーンローンフレームワークについてはこちら。
https://contents.xj-storage.jp/ 同社では、ADWGとの取り組みをはじめとして、企業が取り組みやすい仕組みを提供することで日本におけるESGファイナンスの普及に貢献するとともに、個人投資家が手軽にESG投資に参加できる機会を創出していく。